おひとりさまの、”選びとる自由”
私はよくお酒をのみます。
お酒の味が好きというよりは、お酒で気持ちが緩むのが好きなんだと思います。
家でも店でものみますが、大抵は一人で飲んでいます。
複数人でワイワイするのも、二人でしっとりするのも、好きですが、そうそういつもあるわけではありません。
たまに誰かとのみたいときもありますが、普段は一人で十分です。
休日は、遅めの朝ごはん兼昼ごはんを作りながら、ビールをのんでいたりもします。
なんか自由な感じがいいんでしょうね。
そんな感じがします。
仕事終わりに、店に行ってのむときと、家でご飯を作ってのむときと、多分気分が違います。
店に行ってのむときは、誰かにお世話されたり、もてなされたりして、ちょっと優雅に物思いに耽りたいときで、
家でご飯を作ってのむときは、料理で作業をしてちょっと集中して、あとは好き勝手に食べて、飲んで、ぷはっとやって、疲れを飛ばしてバタンと寝てしまいたいとき
って感じですかね笑
どちらも、私の心の健康のためにはとても役立っています。
ちなみに、私はお酒だけをのむことはほとんどなくて、基本的に食事とのみます。
つまり、「幸福に空腹を満たす」ということです。
まず、自分の胃袋と相談して、その時何が食べたいのかをよく考えます。
そして、店で食べるべきか、自分で作るべきかを考えます。
ここで大事なのは、「私がいかに満たされるか」ということです。
なので、店の喧騒がちょっとと思ったり、料理という作業をしたいと私が思えば、店の料理の方がおいしかろうと、家です。
逆に、料理をするのが億劫だったり、人のいる空間にいたいと思えば、店です。
そして、それから、どこの店に行こうか、何を頼もうか、何を作ろうかと考えます。
私は、一つのことに集中するのが苦手で、一つのことで忙しくなると、別の新しいことをし始めようとします。
一つのことだけに自分の精神を持ってかれないようにする、心の安全装置なんだと思います。しかも案外それでうまく行きます。
なので、いつもというわけではありませんが、私は、仕事をしながら、脳の別のところで「孤独のグルメ」ごっこをはじめて、仕事をさっさと終わらせて、実行に移し、幸福に空腹を満たします。
そして、思った通りにできたら、その日は満足な一日です。
仕事終わりに時間をかけて凝ったことをするのは難しいですが、手間はかけなくても、ちゃんと自分で選ぶようにすると、なんとなくお腹にたまる物をただ食べて寝るよりも、体にも心にもいいような気がします。
アサ子